「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」
2021年1月発行 111号
111工夫したくなるのは 苦痛を味わうから
ちょっとだけ昭和・平成あるあるを。借家住まいだった子供の頃、お風呂に水を貯めるための蛇口の管が長ーくて、背中をガリ！って何度も痛い思いをしたことがありました。今から8年前、自宅件事務所として引っ越した場所の蛇口が、下げると水が出る古いタイプで、食洗機をつける時にたまたま逆に付け間違えたら、持ち上げると水が出るようになりました。この方が便利だなぁと思って、なぜ上げ止まりタイプが主流になったのかと調べたら、阪神大震災の時に、物が落ちてレバーを押し下げ、水が出たままになったことが結構あったからですって。人は次の時代のために、絶え間なく苦痛とともに何かに気づき、ともあれ好転させていきます。今起きている何もかもが、そのきっかけなのでしょう。
ただ忘れていただけの
特別じゃない時代
ようこそ
2021年を無事に皆様と迎えられましたこと、今年は格別の喜びです。感動・創庫の芦川永光です。何やら僕のSNSの周辺では「風の時代、到来」なんてフレーズがよく聞こえてきます。いやいや、待て待て！と。あたしらそもそも、みんな風でしょうが！と。ていうか、風だけじゃなくて、太陽だし、土だし、種だし、つか、すべてでしょうが！それをいつしか忘れてしまって、自分は昭和の弱中強でバチンバチンってボタンを押す扇風機なのに、あの人はダイソンの羽がない扇風機だからすごいとか、優劣つけちゃってさ！しかも、自分が風をいつでも吹かせられるのに、スイッチ切ったままにしちゃってさ！風の時代なんて、僕らはとっくにその時代を生きてたんですよ！って。自分を評価しちゃって、できる？できない？ってことばかりを気にして、怖くて一歩踏み出せないって、もったいない！そろそろ思い出そうぜ！僕らがなんだって出来ると信じていたあの時、「風の子」って呼ばれていたあの頃の自分を。
僕らはいつでもどこでも、風を吹かせられる！僕らは何にでもなれる！僕らは風、僕らはすべてなんだから。僕は今年、風の子をたくさん巻き込んで、日本列島を縦断するドでかい嵐（ムーブメント）を巻き起こします。
それは「思いのままに生きられる世界」の始まりです。あなたも一緒にやりましょうよ！
編集後記
せっかちな親には 旅をさせろ
GOTOキャンペーンを使って沖縄旅行へ出かけた両親、その後のお話です。飛行機のチケットはQRコードを紙に出力して、移動時間の目安も書いた旅のガイドも準備万端！でしたが、初日早朝、電話が鳴りました（汗）。羽田空港の駐車場で発行された券を受け取らないで入ってきてしまった、と言うんです。え？どうやって？父はゲートが開いていたから入れたとのこと。うーん、前途多難。
そこから、旅の最中に確認の電話を何度か入れたんですが、親って何故だか電話をさっさと切りたがるんですよね。ウチの親だけなのかなぁ。ちゃんと最後まで話を聞け！とか言いながら、ハイハイと電話を切られる、ってなんでやねん！
そんなこんなで最終日、家に帰る途中の高速道路から、「もうすぐつきそうです」と母が電話をくれました。だいぶ遅くない？と聞けば、まぁ色々とあったそうで…。まず駐車場の中でどこに車を停めたかわからなくなり探しに探したと。それからゲートのチケットがなかった問題もまた再発行に時間がかかり、一時間以上経ってようやく駐車場を出れたものの、今度は道を間違えてだいぶ遠回りをしてしまったんですって。沖縄についてからの時間設定は完璧だったけど、地元での移動の方が大変だったと。ふー、やれやれです。
働き詰めだった両親がこれに懲りず、少しくらいの遠出を当たり前に楽しめるようになれば良いなぁと息子は思ったのでした。
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