腹は決まったが、覚悟だけでは足りない。 2021年9月 117号

つるのおんがえし郵送版

「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」

腹は決まったが、覚悟だけでは足りない。 

今、僕に必要なのは… 

 こんにちは。今年初めて漬けた梅干しを食べる幸せとともに、ここで出た梅酢を使った料理の奥深さに、この先の夏にキャンプと同じくらいの楽しみが生まれました、感動・創庫の芦川永光です。 

 やっぱり日本食以上の食事はありませんね!最近は梅干しに限らず、身体を意識した食事を作ってもらっていたので、お腹いっぱいに食べなくても満足して、食事後に重たく感じた日が一度もなかったんですよね。当たり前に生涯で一番歳を取っての真夏でしたが、今年はバテてないっす。よし、季節の変わり目も元気に乗り越せそうだぞ〜。 

ゼロスタートの期待と不安 

 社長交代を言い出して、2ヶ月が経過しました。ライブ動画の配信を通して、視聴者の皆様と僕の思いや考えを共有していますが、僕にとってバトンを渡すことは元より、バトンを手放した後の自分に確信を得ることが大きなテーマなのだと、再確認したところです。 

 今の精神テンションは、サラリーマンを辞める当時の自分のようです。独立を決めて、会社を出るための準備を始めた時に似た、大きいワクワクにここ数年感じていなかった小さい不安がふつふつと。あの時以来のビッグチャレンジを前にしての、これは武者振るいです。 

調和された世界にいるのは僕、だけ? 

 このつるのおんがえしを読んでくださる皆様にはいつも正直でいたいので、ちゃんとお伝えしようと思います。僕が数年前からの学びや仲間との会話で、今、世界が陥っている状態は既に話題に上っていました。臆病な僕でも意外と冷静でいられるのはそういう理由です。天気予報で明日は雨、だから傘を用意して外に出かけた、とまあそんな状態。最近の情勢を天気予報のようなもので確認していただけなんです。 

 そのままお天気になぞります。止まない雨はありません。雨降って地固まる、とも言いますね。LINEのプロフィール画面には「ターゲットイヤーは2030年」というメッセージを確か4・5年前に書きました。世界が好転するまでの、予報通りの空模様だと感じています。どうだい、預言者っぽいでしょ、すごいでしょ!と言いたいんではありません。僕は傘を用意できた、だけど、傘をさせずにずぶ濡れになっている人が多い気がして、それを思うとチクチク胸が痛いんです。 

希望は絶望の後にしか来ない 

 僕の社長交代の覚悟は、社会の不調和を解消していきたい動機から生まれました。会社にとどまらず、動く時がきた。2030年までの取り組みこそが使命だと。僕はここで、傘をさせる人を増やします。そして、同志が関わり合って、励まし合える状況を作ります。 

 うーん、重たいテーマだなぁ…(笑)シリアスな感じは僕らしくない!けど、ストイックさはかなり僕らしい(大笑) 

僕の明日も 
あなたの明日も晴れ 

 ま、今の世界が雨降りだとしても、この後は梅雨が明けて、農作物がしっかり育って、収穫の時期もちゃーんとやってきますよってことですからね、世界にとっての晴れの日は必然です。 

 もし今、モヤモヤが続いていたら、お話だけでもしましょう。もう仕事とかご依頼とかどうでもいいですから、遠慮なく呼び出してください。そのための僕、「すべてを巻き込む」芦川永光ですから! 

芦川永光 今昔物語 その壱 

ニュースレターを始める前の僕 2007年春頃 

 何か始めないとヤバイ!あの時、危機感が湧いてきたのは、当時の同僚(のちの奥様)のパソコン作業の手捌きを見た時。右手のマウスと左手から次々繰り出されるコマンドでPowerMacの画面上で完成される広告。度肝を抜かれたぁ!って奴だった。 

 こんなすごい人がいて、こんなワザがある広告業界で生きていく上で、僕はまだ何も持っていない。前職の僕はたった3年で要職を任せられたし、役員が対処できない問題を平社員の僕一人で解決したこともあった。そう、僕はデキるやつだったんだ。それが、ちくしょう、なんだよ、今の僕はなんて弱くてちっぽけな存在なのだろう。深い絶望感を味わって、自暴自棄になっていたんだ。 

 この時を振り返っての、夫婦の会話はというと、「ウチの会社の人たちってさぁ、私が事務所に来てからは、何でもかんでも作って!って私に頼んでたじゃん?それまでパソコン得意な人いなかったしね。あの時、やろうか?って言っても、ながちゃんだけが自分でやるってツッパってたんだよ」と言う。 

 うーん、なんて言ってたかは覚えてないけど、頼りきりがイヤだったの。自分でできるようになって、ひととおり見通せるようになってから頼みたいって考えていただけだと思うなぁ。つか、当時は結構ガチガチにぶつかりまくってた同僚だったね〜〜(苦笑) 

 次回、ニュースレターに出会う僕、「つるのおんがえし」に目覚める芦川の今昔物語です。 

編集後記 

千弘、2歳になりました!! 

 この子が生まれた8月末は仕事がてんてこまいの時期でした。記憶が曖昧なんですが、9月末には出張に連れて行ったりもして、それが影響したのかは分かりませんが、原因不明の高熱によって二度の入院。小さな身体にいくつも点滴を刺されて、この子は世界から祝福されて生まれてきたはずなのにと、寝る前に涙が出てしまったこともありました。 

 あれから2年。その後は医者要らずで、今では健康面に一切不安がありません。よくぞこれほど逞しく成長してくれました。いよいよ反抗期の兆しも出てきたので、その動きたくてたまらない衝動を紛らすために改めて、一緒に出張でも行きましょうかね、千弘くん。2歳のお誕生日、おめでとう! 

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