「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」
123号
紙飛行機を作っては飛ばし、また飛ばし。折り方を変えて形を変えたり、何度も繰り返し試しているかのような。それが僕にとってのコロナ禍における行動。そして今になって気づいた自分の癖の一つでした。
最近、朝の早起きだけがなんだか億劫、5月病が長引いてる!?芦川永光です。カーテンから差し込む朝の光に反応できないのは、ちょうど良い気温の中で布団に包まるのが心地良すぎるのかしら。
男子だけど老婆心
世は既に戦争状態、とアンテナを張り巡らせ、会社の成り行きを心配しましたが、結局僕自身は血が出たかな?の傷程度で令和時代を生きています。ここでの心配は自分ではなく他人事。それは結局おせっかい、「小さな親切、大きなお世話」の老婆心であって、世間に向いた感情でした。紙飛行機を何遍も折っては飛ばし試すかのように、他人に対して「どうすればあの人は行動できるのだろう?」と勝手な感情です。変わって動かなければ、これからの時代が大変になるぞ、なんて押し付けたりね。
まず紙飛行機は飛び続けない。折り紙が素材である限り、劇的に変わらない。人も同様にすぐ変わらないし変えられない。それなのに他人に対して何度も飛べ!変われ!と愚かでした。そして期待することがそもそもの間違いであり、自分がどうしようもないお馬鹿さんだと再確認しました。
賢人に尋ねてみましょうか
希望は絶望の後にしか来ない、というお話しを以前しました。確かにこの世のほとんどが、一度食らわないと分からないことです。雨が降らないと晴れ間の清々しさも、病まない限り健康の素晴らしさも分かりません。自ら決定し、失敗と成功を繰り返すことで健全な自尊心は育つもの。学びと行動は行ったり来たり。超えるべく壁が幾重にもあるから跳ね返され、学び直すから人は成長する。世界が好転していくのは、ここに人それぞれの世界があり、存在意義があるからですよね。ここで目下通読中の聖書から、いただきましょっか!
悪を行う者に対して腹を立てるな。不正を行う者に対してねたみを起こすな。
(聖書詩篇 37篇1~2節)
彼らは草のようにたちまちしおれ、青草のように枯れるのだ。
種の姿形だけ見ても何が出るかは分からん
偶然見てしまったテレビのニュースに怒りまくる愚かな僕に、
「ココを読め」
と妻が示した一節です。ズバリ過ぎてぐうの音も出ませんでした。
自戒の念を込めまして、僕も含めて人は皆バカで愚かで、そんでもって何をするんでも生きづらいグチャグチャな世の中だからこそ、この先に大きな希望があるってことです。ということで、自分がどんな種を蒔くために学び、時にはイタタタと食らいつつ、前向きに行動していくのか。これから梅雨の時期ですから、しっかり灌漑をして、良心という名の田畑を整えていこうではありませんか!
今こそ、希望を動機に!
事業拠点としています伊勢原と厚木。これらを市、街、町とさまざまな書き方がある中、私たちは平仮名の「まち」で表現することにこだわっています。状態や大小は関係なく、人という細胞が集まった一つの塊として、まちを大きな生き物のように捉えているからです。
「働く」とは傍(はた)を楽(らく)にするというのが語源です。傍とは自分の周囲。つまり自分以外の人達のことです。家族、友人、ご商売をしていればお客様、そして地域社会、国となりますね。それらの人々に貢献し、楽になってもらうことが働くという意味です。
問題や苦難の中で、私たちがしなければならないことは、視点を高くするということです。問題ばかりみていると、その先が見えなくなります。そのために視点を高くして、問題の先にある解決を見るのです。
問題・課題・不満(現在)から、解決・期待・快方(未来)へ。事業をしていますと課題解決に挑むのが美徳と思えてしまうのですが、こんな時代だからこそ、「傍楽」の叶った、明るいまち、楽しめる社会も見据えて活動していきたいものですね。希望は絶望の先にしか来ない。これが答えです。
編集後記
ブルースリーの
「Don’t think. FEEL!」と聖書
感じるのは確かに大事だと思う。だけど考えることを後回しにして、感じるだけで本当に大丈夫?感じたままってことは、感情の赴くままってこと?その日その日で感情は変わる。一定しない。情動を頼りに物事を決めるのは、実は危ういのです。じゃあどうする?僕は決めている。神に委ねる、です。
それは、どうすることか?神が望むことかどうかを基準にして、自分がやりたいかどうかを基準にしない。神が計画としていれば、自分がやりたくないことでもやるんです。
感じるっていうのは、勘を働かせることと同時に神を受け入れて、エゴを一切排したあり方を選ぶこと。深い瞑想をした時がまさにそのようになりますね。聖書を読むってことは宗教にハマることじゃないんです。聖書を土台にして生きると決めただけで、僕は相変わらずの宗教嫌いですもん。
ということでウダウダと書きましたが、2千ページ超の歴史書であり預言書。これがね、めっちゃ面白いんすわ。
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