「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」
秋が短すぎて、身体がビックリしています。息を吸うと空気がパリッとしてて、そこでもビックリ。でも冬も服を重ね着して、色や形を変えて過ごせる好きな季節。紅葉に燃える山々のように、目にも楽しい自分を魅せていきましょうや!感動・創庫の芦川永光です。
既にそこにある使命
26歳からやっていた今の仕事ですが、20代特有のガムシャラな時期と、30代の社会人であれば成長の時期もあまり考えずに走り続けて、40代も中盤になりようやく、自分の使命であると確信できるようになりました。そういえば「その仕事、本当に続けんの?」って、とある舞台に登壇した時に質問されたのを思い出しました。当時は刺されたような意地悪な質問だなぁと感じましたけど、今思うと直球ど真ん中の問いでした。
一方、同じ時期を共に走ってきた妻に使命とは?と聞くと「自分にはまだピンとこない」と言うんです。これは男女の性質の違いがあるのかもしれませんが、仕事に打ち込める僕と比較すると、出産と子育てを経て、仕事だけに打ち込むわけにはいかなくなった妻には、僕以上に大きな使命があるようにも見えて、これだ!と今すぐ言えないのも致し方ないとも思えるのです。
子供のためは、誰のため?
思えば昨年からでした。先人たちがどんな使命を持ち、どのような思いで生きていたのかを知りたくなりました。今年に入ってからは古い本ばかりを読んでいまして、お医者さんが書かれた本の中に、腹落ちする内容が書かれていました。
「育児はその人が生まれる20年前から始まる」というメッセージです。まだ生まれていない子供?そうです。お子さんがいらっしゃったら、今から20年後。その子から産まれる子供。つまり自分の孫にあたる子供のために、今からやっておくことの全てが、本来の育児であるということです。
7代先まで考え、今を生きる
「植林をする国は日本だけ」という話があります。植林はなんの為にするのでしょうか?未来に豊かな木々が成長して、豊かな環境を未来の日本人に残していこうという想いからです。日本人は昔から、目先の利益だけでなくて、孫の代、もっと先の代のことまで考えていたという素晴らしい話があります。
ネイティブアメリカンは7代先のために、安住の地にある資源を取り尽くすことなく、慎ましい生活をしていました。採れるモノがないから他へ行くということでなくて、その地にある自然の恵みを次の世代に残すことを念頭に置き、今自分たちの生活を最小限にしていたといいます。
さて、「育児はその人が生まれる20年前から始まる」です。この言葉だけ説明しようとすると、僕も最初はこんがらがったので、ちょっとだけ丁寧に書きます。
10年、20年とその後の世界を想像できると良いですが、まずは自分の子供が健全に子孫を残せるようにすることですね。食育は最たるものですよね。さらに、子供を健全に育てられる親になるまでを教育するということです。自尊心を育むために、何かの才能を持って生まれてきたことを子にも、孫にも自覚してもらいたいですね。
元気な孫が活躍する社会へ
息子たちが親として社会に立つまでを導くことが使命とすれば、良いのだと思うのです。元気な孫が生まれるまでで、まずは使命を果たせたと言えるのではないでしょうか。使命は決して一つとは限りませんし、子供に限定する話でもありません。会社でも地域でも学校でも、場を残したり、文化を残すことを使命とする人もいるでしょう。
今日を生きる僕らが、孫たちが活躍できる社会を今のうちから考えること。それには僕の使命は変わらず、今を生きる僕らが幸せだと思えること。この幸せが願わくば7代先まで届くように、僕はこの仕事を大事に続けていきます。
編集後記
愛こそすべて
ポスティングに出かけた時はパッと食べられるお決まりの店になりがちです。あまり行かないファストフード店の中で、行く先々でよく見つけるモスバーガーと松屋。結局良く行くお店がこの2軒です。
そこでこういう経験ってありませんか?調理マニュアルがあるので、いつどこで食べても同じ味であるはずが、美味しいところと、そこそこのところがあるんです。
千葉の船橋駅前に史上最高に美味しいモスバーガーがあります。そして東船橋の松屋もご飯に染みた汁の量が絶妙で美味いんです。
これは自分の経験も含めての予想ですが、楽しいアルバイト、矜持を持ったアルバイト、僕はそういうものが好きだっていう人が、これらのお店に入るんじゃないかって思うんです。マニュアル通りの中に、自分らしい気遣いをそっとできる人の存在。バーガーのフワッとした包み方にも、牛丼の肉の載せ方にも、そんな愛を感じるんですよね。
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