全ての過去は益  2022年12月 128号 

つるのおんがえし郵送版

「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」

全ての過去は益 

 広告の仕事を始めてもうすぐ20年となるわけですが、その前に3年だけやっていた仕事が、メーカーでの生産管理の仕事でした。鋳造といって型にアルミを流し込み、さまざまな部品を作る会社でした。アルミダイキャストと言いますが、これを聞いて男性でピンとくる人は少しくらいはいるかもしれませんね。アルミを熱で溶かしているので工場内は気温40度越えという、まさに男の職場でした。 

鋳造に必要な「条件」 

 手作業で出来るようなものではなく、ダンプトラックくらいの大きさのマシンで、とても細密に作られるものなので、春夏秋冬で異なる気温や湿度の影響を常に受けます。鋳造はこれらを計算して生産数が上がる条件づくりを求められるので、日々の変化点を分析し続けるんです。アルミを流すタイミング、圧力、冷却、金型の形状、型を開く速度などなど。イメージとしては、たい焼き作りの超難しいバージョンみたいな感じですかね。当時はこの面白さに気づく余裕はありませんでした。 

美味しいパンの決め手 

 なんでこんなことを思い出したかと言いますと、家でパンを焼く時が鋳造の条件づくりと同じで、良い条件づくりが美味しいパンの決め手なのです。砂糖の種類が変わっただけで、同じ分量でも膨らみ方も変わります。最近は米粉を混ぜて試しているのですが、小麦粉と米粉半々では膨らまないので、3:2に比率を決めたところドンピシャの生地感になりました。さらに子供達のために、魚粉を混ぜたりしながら、水の量も調整したりして、日々試し続けています。とことん追求するのって面白いんですよね。 

天賦の才=賜物 

 パンを焼きながら、なぜだか過去の自分を思い出し、そうだったのか!と気づいたんです。3年で辞めるしかなかった仕事は絶望しかなく、血尿が出るほどの過酷な肉体労働で、若い自分にとっての精神修行でしかないと思い込んでいたのに、あの時得たことは今の今まで活きているんです。 

モノづくりの会社で生産管理に従事して、「良品を納期までに揃える」仕事を続けて僕が得たのは「条件」「変化点」という二つの視点。これが僕の才能に刺激を与えてくれた結果、広告業者としてデザイン畑の方々とは異なる視点で、広告をプランニングする能力が身につきました。要するに、ポスティング組織を率いる準備と広告デザインを始める下地ができていたんです。 

 転職して業界が変わって、一からやり直した気持ちだったのに、今になって全部繋がっていたんだと気づいたのは、なぜでしょう。理由は分かりませんが、心から望まない出来事や苦難にどれほど追い詰められたとしても、それは迎え入れるべきことなのだと思えるのです。今、この瞬間に不安や怒りや焦りがあってもそれは多分必要なこと。たとえ絶望していても、それはきっと明日からの益になります。 さあ年末、やり切りましょう! 

マイペースな子供との日々 

 我が家同様に、もうすぐ小学生に上がる子を育てる親御さんはいらっしゃると思います。昨今の社会の雰囲気や子供の発達に関することで、色々悩まれている方が多いと聞きます。 

 ちなみに竜弥はまだオムツで、会話もできません。成長もマイペースなのです。そんなわけで来年は小学生の年齢なのですが、僕たち夫婦は伊勢原でホームスクーリングを計画しています。 

 もし「子育てに関して一緒に話をしたい」と思う方がおりましたら、ぜひ僕たち夫婦を呼んでください。悩みを打ち明けたり共感したりすることで、楽になることは多々あると思います。共に育児を楽しみましょう! 

編集後記 

引越しを躊躇った理由 

 横浜に引っ越したのは2019年春。当時は出張が多かったため、飛行機と新幹線での移動を考慮してのことでした。出張がほとんど無くなり、横浜でなくても良いかなと思い始めた今年の春頃、好物件が見つかり引越しのチャンスがやってきました。 

 が、子供達の日々の姿が僕の判断を鈍らせました。5歳の竜弥と小規模保育園に通う3歳の千弘、二人とも通っている保育園の最終年度だったからです。最後まで通わせてあげたいなぁと僕が思い込んだ途端、引越しの話が流れてしまいました。 

 こうして迎えた今年度はできなかったイベントが復活しました。そして11月は千弘の運動会。保育園生活のおまとめを無事に見ることができました。1時間という短時間に衣装替えがいくつもあり、先生方の頑張りが随所に見られました。 

 横浜に住めて良かったのは僕ら夫婦にとって仕事も含めた経験の全て。そして何より子育てのしやすい環境と、子供達を心から愛してくれる保育園に通えたことです。そんなこんなで離れ難くなってしまったこの一年ですが、子供達がいつも楽しそうにケラケラと笑う姿を見ていると、まだこの場所で良かったんだなと思います。迷いやすい僕とは正反対の妻は「別にどこだって平気っしょ!」って言ってますけどね。 

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