「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」
2023年、感動・創庫にとって15回目、芦川永光にとって広告業20年目、節目となる新年です。今年も「つるのおんがえし」を通してあなたへ、感謝と希望をお伝えしていきたいと思います。
ジブリが好きだから気になっちゃう
分断の進んだ現代社会を眺めていますと、宮崎駿さんの「風の谷のナウシカ」をいつも思い出します。宮崎映画で一番好きなのはコクリコ坂ですけど、今の時代はラピュタでも、もののけ姫でもなく、やっぱりナウシカの世界そのものだなと思うんです。観ていない人のために簡単に説明しますと、人の肉体を腐らせ、生物が住む土地を蝕んでいく「腐海」と呼ばれる人類の脅威が描かれています。これ、ちゃんと観ないと分からないんですが、人が生み出したものなんです。
この腐海の広がりによって世界は分断し、人間同士の接触は阻まれ、争いの火種にもなります。腐海と共存を選ぶ民と、腐海を押し返そうとする近代国家なども登場し、子供心で見ると「愛ってなんだろう、自然ってなんだろう」と考えさせられるアニメ映画な訳です。この世界観が今日の全体管理へ向かう社会そのものに感じて、人間によって作られた、この3年みんなが振り回されたまさにアレだなと思うわけです。
夜明け前が一番暗い
今年は世界中に希望に溢れていますね〜などとは軽々しく言えませんね。今年も世界はさらにおかしな方向へ向かうことでしょう。優れたテクノロジーも人に優しくとはならず、共産主義的な管理社会のために使われることの方が多いでしょう。
それでも僕は全く違う見方をしています。笑わないでくださいね。本当に、心の底
から、面白い時代がやってくると信じています。「混乱が進めば進むほど、僕らの時代じゃんか！」って思ってるんです。
世界は多層である
ここ数年の、いや平成時代も含めた総括が始まるのも、感染症の騒動は人為的だったと明らかになるのも今年。加えて食糧危機もあったり、混乱を引き起こす茶番もまだ増えるでしょう、と予測は立ちます。なんだよ！不安しかないじゃんか！そう、だからこそ、多層に混ざり合った世界でこそ顕される新たな時代の希望が、僕にはどデカく光って見えるんです。
もう少し踏み込んで言いますね。具体的には、少数派と多数派がひっくり返る状況になるはずです。今まで黙ってやり過ごすしかなかった「こうすれば上手くいくのに」という確かだけど小さな声やアイデア。経済的、社会的な地位が無く声を上げられなかったマイノリティ達の声が聞こえ始めるのは間違いなく今年です。 全員マジ真剣に考えねーと本当にやべーじゃん！って機会が来るってことですよ。昔から生きづらく感じていた人にとっては、待ちに待った時代の到来です。
こんな世界にこそ希望がある!!
話を戻してナウシカの世界での「腐海」の役割。これが人類の脅威であるという認識と同時に、汚染された大地を完璧に浄化するという、相反する作用がありました。主人公ナウシカは生きることを許さない腐海の底で、生命誕生の希望を見つけるのです。
僕はナウシカが見た希望と同じような期待をしています。混乱が極まらないと人類が迎えることができない新たな時代、全てが美しくかなった世界の鼓動をいよいよ今年、目に見えて感じられることを。
ということで、こんなにも面倒な時代を生きられる僕たちは、なんてエキサイティングで素晴らしいんでしょうか。夜が来るから朝が来るし、光が強くなれば影は濃くなる。全て理にかなっているんだなと思うと、恐れる必要など全くなし。明日に希望を抱きつつ、生きていきましょう！先人達が見たくても見れなかった、カオスで最高な一年を共に突き進みましょう。
編集後記
僕が所属するチーム、この会社は完全無欠ではありません。不完全の筆頭が代表をしている会社ですから、当たり前です。
15年を振り返りますと、色々な人と出会い、そしてお別れと、多くの人が駆け抜けていきました。色々な感情を味わいました。会社をどんどん良くしたいと焦っていた僕は、来る人みんなに期待をしていましたね。未熟者でした。
昨年、聖書から多くを学び、あり方が整ってきたと思えたのは、人や立場、今の状況に執着をせずに済んでいることです。期待しながら、いざとなったら手を離すこともできる。もし会社を畳むべきタイミングが来ても、受け入れられそうなんです。
昨年はこんなお話しをスタッフとも会話でたくさん共有しました。おかげで不完全さの中にも、確かに自尊心が育ってきたのです。仕事を始めたばかりは誰かのせい、自分を被害者していた人たちも、なすべきことが見えてきたようで、次は誰かのために貢献したいと取り組めるようになりました。
こんな不完全だけど最高のチームで、今年も地域に愛と感動を届けてまいります。
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芦川 永光 aka：Tsuru
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