なぜ宮崎駿監督は10年前の引退を撤回して、 新作映画を制作したのか? 2023年8月134号

つるのおんがえし郵送版

「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」

 夏本番なのに大幅増量。そうだ、ボクシングジムへ行こう。モンスターの四階級制覇に触発されて、イタ気持ち良いが今こそ欲しい、芦川永光です。 

以前の僕は 

「テレビの奴隷」 

 僕は小学校高学年から高校生まで、「テレビの奴隷」でした。中学生の頃は特に、テレビを見ないと不安を感じていたほどでした。と言いますのも、学校という狭くて小さなコミュニティで、同じ話題を持っていないと浮いてしまうという怖さがあったからでした。今言っても仕方ないんですけど、「何でこんな番組を面白がって観てんの?」ってさんざ思っていました。それでもイヤイヤ見なきゃならんのは、明日の教室の話題について行くためです。女子にモテるためにも知っておかなきゃねってなもんで。ダサい男の精一杯の努力(足掻き)。 

テレビが社会 
安心がテレビ 

 最近、視聴率がだいぶ下がって、テレビの影響力は落ちたと言われていますが、上の世代にとっての生活の中心は、まだまだテレビです。単身でお住まいの方も増えていますから、テレビから人の声が聞こえることが安心につながることもあるでしょう。 

 僕がテレビの話題に触れるのは、テレビを見た人の情報をTwitterで見かけるときです。そんなテレビの話題に多少触れている僕から見た、テレビを全く見ない妻は、北朝鮮からミサイルが飛んでこない、流行病も存在しない世界を生きています。つまり平和そのものなんです。 

 テレビという神隠し。テレビという濃霧。そこから離れれば、その幻想から出られるのだと、妻を見れば一目瞭然です。しかし、テレビはある種の社会とのつながりです。テレビを観ないということは、そのつながりが途絶える恐れと隣り合わせです。テレビは辛さを笑いに変えてくれるし、恐れを取り払ってくれるもの。中学生の頃を思い出したら、「離れ難いんだよな、わかる!その気持ち」と理解できるのです。 

広告活動は 普遍的な価値のため 

 地域のメディアを担う立場として痛感します。僕たちはテレビに比べたら、幸せな情報を全然お届けできていないと。まだまだまだ…、課題はたくさん。ありがたいです。 

 自分と妻の両親も含めて、ご高齢者の皆様には、テレビとは適度な距離感で過ごしてほしい。幻想に入り込まないでほしい。願わくば、家の外に積極的に出て、ご近所で集い、体温を感じられるところで安心を共有してほしい。どれほどオンラインだの、AIだの言ったところで、肉体を持った人間の喜びは普遍的だと思うんです。古い人間で面倒な奴と思われたとしても、僕にとっての広告の仕事はリアルと五感を大切にしたい。あっちい夏で汗をかきかき、人がぎゅうぎゅうで居酒屋、盆踊り、花火大会。どんな時代であっても失ってはならないものではないでしょうか。 

緊急企画 

なぜ宮崎駿監督は10年前の引退を撤回して、 
新作映画を制作したのか? 

 7月19日、「君たちはどう生きるか」をレイトショーで鑑賞してきました。どう生きる?という問いを頭で転がしつつ観ていたわけですが、これに対してアンサーが観た人によって様々、という映画であると感じましたので、僕なりのアンサーとしてこれを書いています。これから映画を観る人にとって、ネタバレにならないよう配慮して書きますので、ご心配なく読んでください。以下、僕の見解です。 

 宮﨑駿さんがこの映画で最も伝えたかった要素というのは「緊急感覚」であると考えます。この緊急的な感覚、映画の要素としていくつかあるんですけども、その最たるものとして「時間」のこと。宮崎駿さんは「時間がない」ということを劇中で訴えていらっしゃいました。 

 ココに色々と内容が含まれているので言及することなくお話をしますと、僕たちが「今、できることを本気で取り組んでいるのか?」と問われたように感じます。私達は日々社会の中で、家庭の中で、自分たちが何らかの使命感を持って物事に取り組んでいるでしょうか?さらに言うと私達は一体どういった目的があって今この場に立っていて、どのような目的で私達はこの世に生があって、いうことを日々意識しながら生活をしているでしょうか?これらの行為について宮﨑駿さんは、「とにかく考えなさい」と。時間がないんだよということをおっしゃっていました。80歳を過ぎ、引退を撤回してまで言いたくほどの、圧倒的な熱量で。 

 あらら、この企画、書いているうちにだいぶ長くなってしまったので、続きをYouTubeで語らせていただきます。 

編集後記 

立ちあがろう日本のオヤジ 

 子ども達を連れて、広い公園で遊んでいますと、時折こだまする「やめなさい!」という母親の声に、思わずビクッとなっちゃいます。意外と父親が叫ぶ声って聞くことがなくて、男児女児問わず、やめなさい!のコールはお母さんですね。昔ながらのおっかない親父は絶滅危惧種になって、代わりにお母さんが役割を果たしているのかも。 

 ところで、自分ちの子供を分け隔てなく叱ってくれる大人は近くにいますか?そういう人って現代社会では貴重な存在ですよね。僕は悪気なく悪さをする子供でしたから、ご近所の大人達が叱ってくれなかったら、間違いなく踏み外していました。昔のお父さん達は他人の子供だからと言って、容赦しないんですよね。 

 今、自分が親の立場になってみて、他人様の子供を叱れるだろうかと、ふと考えます。今だと変な人扱いされてもおかしくないし、保護者に逆上されるかもしれません。 

 子供の頃の地域環境ってすごく大事だと思います。昔は専業主婦が多かったことも理由の一つでしょうけど、地域ぐるみで子育てを助け合っていました。今は両親が働く家庭が多いから、自分の子供で精一杯ですよね。 

 こんな社会の中にも、支え合える近所付き合いが生まれたら、お母さんが父親の代わり子供に向かって怒鳴らずにすむんじゃないかと。父親の皆様、それぞれにご活躍されているフィールドで、今こそオヤジの復権を!日本の厳しくも優しい父親、ここにありを見せてやろうではありませんか! 

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芦川 永光 aka:Tsuru 

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