りゅうや、7歳になりました。 2024年4月 140号 

つるのおんがえし郵送版

「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」

 満開の桜は大好き。個人的にそれ以上に好きなのは、花が散った後に葉がたくさん生えた深緑の桜。感動・創庫の芦川永光です。ここからの光合成で一年間の養分を生成し、華を咲かせる生命の力強さを感じると、自然と背筋がピンと伸びるんですよね。新年度、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 

4月の誕生日 

 嫉妬心というものが湧いてきたことに初めて気づいたのは小学1年生の時でした。子供の頃だけに言語化が出来ず、なんだかムシャクシャするような、気持ちが優れない感じ。子供っぽい感情でズルいよって思うのだけれど、対象は人のようで人ではない、どこにも 

ぶつけようの無い不満。その感情の出所は、友達の誕生日が4月で僕の誕生日が11月だったという状況にありました。 

すぐに誕生日を迎える羨ましさ 

 この嫉妬心が最大化したのは高校一年生の時、15歳から16歳になるというタイミングでしたね。この時期、何があると思います?当時スマホはおろか携帯電話なんて想像にも無い時代、僕らにとって一番欲しいものは移動手段、バイクでした。16歳になるとバイクの免許証を取得可能ということで、誕生日が早く来ることは、僕ら同級生の間ではマウントの取り合いにすらなっていたのです。少なくとも11月生まれの僕の感覚では、ですけどね。ちょうど4月の時期、SNSで「今日は○○さんの誕生日です」と出てくると、この苦々しいような、小っ恥ずかしい過去の自分を思い出すのです。 

4月2日の悟り 

 この誕生日が遅くて不満だったという話題と必ずセットで思い出されるのが、4月2日生まれの友人のことです。今も制度は変わらず残っているのかな、早生まれと学年の切れ目は3月31日ではなく4月2日だったのをご存知でしょうか。彼は学年の中で最も遅い誕生日の人。同じ学年に4月3日生まれがいれば、彼はそこから364日も後に生まれたことになります。 

こう考えると、学年の区切りってかなり理不尽ですよね。 

 でもそんな彼は、僕の知る限り学年で一番大人でした。彼は僕が感じていたような不満は一切言わず「生まれるタイミングなんて図れないからさ」なんて言っちゃう、サーファーでロン毛のイケメンでした。彼のことはいつだったかこの紙面でご紹介したことがあります。カリフォルニアで仕事をしながら大好きな波乗りを楽しんでいる人です。 

時間は思い通りにならない 

 生きる過程で人間は途方もない数の嫉妬心や不満を勝手に生み出しては、それに翻弄される人生を、時には過ごしたりします。たとえば所有の欲求だったり、自分の思い通りにしたい感情ですね。これらの基準はほぼ全て時間が早いか遅いか。その点で僕は、何でも早く進めたい!と願っていたし、先を行く人たちへ妬ましい気持ちを抱き続けていました。もちろん47歳になっても僕の怒りは燻っているし、嫉妬心が湧くこともありますが、だいぶ減ったとは思います。人生を思い通りにしたいという欲の先は虚しくて、そこから離れておいた方が居心地良く生きられるとようやく分かったからだと思います。 

今日が一番若い僕 

 歳を重ねれば失敗も重なっていきますが、その分経験が増して、内面に磨きがかかります。古い自分の不甲斐なさや、後悔もまた良き経験として前に進むための力となりますよね。顔にシワが増えたし、お腹周りの肉が落ちにくくなって、白髪も出てきましたけど、負の感情とうまく付き合える今は、魂が最も若いと思っています。桜は花が散ってからがやっぱり好き。飾る必要のない今日これからの方が、新たに知ることも驚きもきっと多くて、人生で一番楽しい時期になるはずです。 

編集後記 

色が薄まっている現代社会へ 

 髪の毛を赤くするのは、2年ぶりです。「ピエロじゃんか!」「バービー人形みたい!」と色々なご感想をいただきますが、通りすがりの子供には大人気です。「それカツラ??」と言う子供にホンモノだよー!と言って、被っていた帽子を脱いで引っ張らせてあげたら、むちゃくちゃ喜んでいました。 

 最近、街を歩けば色が薄まっているように感じませんか?僕の目が悪くなっただけなら良いですが、洋服屋さんでもモノトーン調の服が実際に増えています。ビートたけしが昔着ていた派手なセーターみたいな服装、ほとんど見かけないですもん。紳士服店の看板も、就職活動の学生さんの服装も濃紺や黒のスーツに、ネクタイも寒色と、「悪い印象を与えない」服装が多いなぁと感じますし。 

 こういうのって日本だけのことなのかしら?ここ数年海外にも行けず、分からなかったのでネットで詳しく調べてみたら、世界的にも似た傾向のようです。マーケティングと心理学の世界では、色は購買意欲に多大に影響するとされていますから、色が少ないことは間違いなく、今を生きる僕たちの心の現れです。 

 世の中に色付けすることはできない代わりに、僕は自分に色をつけようと思いました。ピエロでもバービーでも人に喜んでもらえるなら、何と言われたって嬉しいです。今年度は歌丸師匠のおっしゃっていた「暗い社会を明るく照らす」を地で行く、明るく楽しげなおじさんを目指します。 

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