シンガポール体験記 2016年7月 80号

つるのおんがえし郵送版

「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」

2016年7月 80号

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シンガポールでのミッションは?

 こんにちは。熱がある時に体温を測って「熱がある〜」と自覚した途端に体調が悪くなったり、空気清浄機に表示される湿度の数値を見ると、急に部屋が暑く感じたりする、単純男、感動・創庫の芦川です。この時季の湿気対策にクローゼットと下駄箱に設置した湿気取りに溜まった水の量を見て、ニヤッとしているのは私だけではないはずです。

 さて、今回のつるのおんがえしは、「世界標準を見に行くぞ!」ということで向かった国、シンガポールでの「トラベルレポート」を盛りだくさんでお送りします。5月の中旬でしたが、シンガポールは赤道直下の国ということで、現地の気温は37度。周りが海に囲まれていることが影響しているらしいのですが、日本の梅雨と比較しても明らかにそれ以上の湿気で、さしずめミストサウナの中にいるような、汗がたらたら〜っと流れ落ちてくるほどのムンムンした空気感でした。アジア圏に行くと現地人と間違われて話しかけられる、というお約束は今回も健在で、自分のルーツを辿ったらやっぱりアジアなのかなぁと感じられる、美味しいローカルフードがたくさんありました。暑い国の食べ物ってパワーがあるので、つい食べ過ぎちゃいますね。たった2日目で日本食が恋しくなってしまいましたが…。

 と言っても今回、シンガポールへ行った目的は、グルメの旅に行ったわけでも、常夏リゾートを満喫しに行ったわけでもありません。毎月参加している世界会議のメンバーと共に、「NAC」と呼ばれる世界のトップスピーカーが登壇するイベントを見に行って、現在地を確認することこそが、今回最大のミッションでした。

念願だったシンガポールに!

 シンガポール建国の父、リー・クアンユーが亡くなって一年。彼に会ったことがある人からその偉大さを聴いたり、海水から真水を作る技術を用いて、国中に水を供給している技術の話を聞くこともあって、今すぐにでも行ってみたいと願っていた場所に、ようやく行くことができました。

 今回の旅はあくまで、「NAC」への参加が目的だったので、旅らしく歩き回ったのは実質一日だけ。中学生の頃に読んだ漫画で、シンガポールってゴミを捨てたら高い罰金を取られる!とか、タイガーバームガーデンという楽園のような空間があるとか、ものすごくキレイな国なんだなぁ、という20年以上前の印象をそのまま持ちつつ、マーライオンはどこで見れるのかなんてことも一切調べることなく、ガイドブックを後で読めば良いやと相変わらずの無計画で、飛行機の中で感じたまま赴くまま、目的地をぼちぼち決めての歩き旅でした。

ボディランゲージで何処までも〜

 朝11時ごろ、羽田を飛び立った飛行機がチャンギ国際空港に到着したのは、現地時間の16時頃。時差がちょうど一時間なので、7時間のフライト、だったようです(寝ちゃってまったく覚えてません)。メンバーと同じ飛行機に乗っていたので、タクシーに相乗りをして各々宿泊するホテルに向かいました。「コリアン?チャイニーズ?」と尋ねてきたドライバーさんはなかなか気さくな方で、おぉ〜久々の海外っすわーと嬉しくなりました。ボディランゲージ多用の片言イングリッシュで、「白バイがあんな小さくてスポーツカーとか捕まえられんの〜?」と聞いてみると、「バイクはBMWだから、フェラーリだって捕まえられるさ!」ですって。日本車がかなり人気みたいで「トヨタはナンバーワン、ホンダがナンバーツー!」とも言ってましたよ。

緑が多い、美しい国
理由は、政治にあり

 シンガポールの第一印象はとにかく緑が多い。車道も日陰にするくらい、幹の高い樹が生えていて、枝が綺麗に剪定されて自然のパラソルのような感じになっているんです。あとはやっぱり、でしたけど電線がまったくない!高速道路の中央分離帯には、ランのような南国の花が綺麗にさいていました。それもそのはず、シンガポールは各省庁の中で、緑化を進める省庁が最も強い力を持っているのだそうです。リー・クワンユーが国の未来を掛けて緑化政策を進めていった結果が、この国の美しさとなり、国力となって経済発展に繋がったのだと理解できました。

気持ちがいい街です

 一日目は、現地の暑さに身体を鳴らしつつ、世界会議のメンバーがそれぞれ違うホテルから集合して、川辺にあるお洒落なバーで夕飯を食べました。私の庶民的な味覚をはるかに上回って美味しい食べ物ばかりだし、サービスも行き届いてて、お店の雰囲気もロケーションも良いし、シンガポールクオリティさすがだぁ〜と思った後で、OH〜!やっぱりシンガポールプライス!中心街の物価はやっぱり高いですね。

 そして、翌日は朝7時にホテルを出まして、セントーサという島に向かいました。ここはユニバーサル・スタジオ・シンガポールもあるリゾートアイランド。ディズニーランドの駐車場の入り口のような場所があり「あんさん、どこ行くん?」と聞かれた(感じ)ので、「NAC」のチケットを見せると、ゲートが開いてタクシーで無事通過ができました。あ、ちなみにタクシーは日本に比べてだいぶ安いです。地下鉄も乗ってみましたが、郊外に出るときはタクシーの方が断然ラクでした。ここら辺は観光立国を目指す日本としては、マネすべき点と思います。セントーサの中央にある、ワールド・コンベンション・センターという会場で行われた「NAC」は年一回のとても貴重な機会ということもあって、世界各国から参加者が来ていました。2日間の開催でいずれも朝9時からスタートっていうのも、何となく海外って感じです。「日本人はこちら」と書かれたブースもありましたが、英語が苦手でも積極果敢に普通のブースで受付をして、担当者を少し困らせました。会場の広さと音響などの設備の大きさは言わずもがな、冷蔵庫並みにエアコンが効いている会場の雰囲気は独特でした。事業規模とスピーカーの発するエネルギーは、さすがは世界のトップだなぁという感じです。

世界にググッと近づいた感覚

 と言っても、その場にいたのはわずか2時間ほど。すべて吸収して帰ろう!という謙虚な気持ちで、会場内のいろいろな場所を見たのですが、なんとなく飽きちゃいまして、ご馳走様!という気分になったんですね。そしてこの感覚、他のメンバーも同様でした。「さ、そろそろ戻りましょっか!」とみんなで退出してきました。端的に説明すると、世界のトップの位置がわかり、自分たちがそこにかなり近づいているということが確認できたのです。いえ、正確にはココが目標ではなくて、もっと高い次元の場所が作れる!と確信が持てたんですね。

 大満足だったNACの視察後、夕飯はアラブストリートと呼ばれるイスラムの方々の生活圏に行きました。メニューを隅々まで見ていないので分かりませんが、お酒の類は無かったようです。下町感覚で食べられるリーズナブルな料理の多くは、ヒーヒー言うほど辛くて、それでいて甘い。ジョッキで飲むミロ(子供が飲むココアのような飲料)もありました。イスラムの街ってこんな感じなんですね。ここでメンバーとは解散。熱帯夜の中、夜の市場に向かって歩いて出かけて、ホテルに着くと同時にスコールが雷鳴とともにやってきました。

世界はまだまだ広い

だけど、遠くはないよ!

 翌朝、雨はすっかり上がって、蒸し暑さも気温とともに上がりました。この日はガイドブックで見て、あたりをつけていた場所にいくつも行きました。シンガポールといえば噂の「船が乗っかっているホテル」、マリーナ・ベイ・サンズは見るだけでしたが、その隣にある今回一番行きたかった場所、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは圧巻でした。リー・クアンユーが生涯最後の国家プロジェクトとして造られたこの国定公園は、世界でこんなに美しい場所はあるのかと、ため息が出っぱなしでした。中央の噴水に触れながら3周回ると願いが叶うというスポット、通称「富の泉」と呼ばれる「ファウンテン・オブ・ウェルス」では3周回ることも出来たし、ローカルフードが集まる「マックスウェル・フードセンター」にも行って、チキンライスや現地のお菓子も食べました。ごちゃごちゃした下町と大きいビルが混在しているチャイナタウンは、何度も首をかしげるほど不思議でカオスな空間で、ぼったくり覚悟でハラハラしながら買い物もしてきました。そして金融街の高いビル群の壁面にまで植えられている緑。経済的な大きさよりも、やっぱり緑化なのね!という徹底ぶりに驚かされました。

外から見ると
やっぱりいい国、
日本

 ということで、一日限定のシンガポール中心街巡りによります「トラベルレポート」、ちょっとだけ参考になりましたでしょうか。私にとって何よりの成果は、日本と比較したりするんじゃなくて、日本独自にやれることはたくさんあるよ!っていう気づきがいくつも見つけられたこと。ホテルに居ても、タクシー乗ってもわかるんですけど、おもてなしとかはやっぱり日本は世界一なんです。世界一裕福な国とされる場所で、これに気付けたのはデカイです。

 「よし、やろう!」と思ってギヤを一気に上げてから、まだ2年も経っていませんが、果てしない夢だと思っていたことが、確実に近くなっている!「今までやってきたことはすべてつながっている!」と実感しました。緑にあふれる街並みを汗をかきつつ歩きながら、これまでの様々な困難に心から感謝がこみ上げてくる、有意義な旅でございました。次に行くのは、どこにしよっか〜?

編集後記

筋肉がついたカラダ

 スポーツジムに通い始めて、半年が経ちました。会う人会う人に「太った?」と言われたり、肩をペシペシと叩かれて確認されるほど、身体のサイズが目に見えてデカくなりました。某ライ○ップのビフォーアフターCMよろしく、ムッキムキ!にまではなっていませんけど、服が今までのMサイズだと、キツくて肩がこります。ワイシャツはボタンを閉めると首が「うー苦ぴ〜っ」となってしまうので、クリーニングしたてでも鳴く鳴く処分。170〜175センチ程度の方に配りまわっています。

 先日、箱根駅伝2連覇中の青山学院大学の原監督が、「腕振りをスムーズにするために、腕立てをさせない」という独自のトレーニングについて語っておられました。僕も市民ランナーなので、このデカくなった身体で走ることには向いているのか、どうなんだろう?と考えさせられました。着れない服が増えて、買い換えでテンションを上げる喜びはあるとしても、果たしてこれで良かったんだろうか。カフェオレ味のプロテインを一気飲みしながら、細マッチョの価値について考えて始めたところです。

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