湘南国際マラソン物語 2012年11月 48号

つるのおんがえし郵送版

「ご縁」をいただいたお客様にお届けする、「大きな想い」の「小さなお手紙」

平成24年(2012年)11月 48号

048

 11月に入って、とんでもない速度で秋から冬へ、気候がシフトしましたね。皆様お変わりありませんか?感動・創庫の芦川永光です。 今月15日に36歳になりました。ようやくアラフォーに突入です。「若いねぇ〜」は、そろそろ卒業したいお年頃!?ですので、経験を重ねたアラフォーとして、周囲から取り扱ってもらえることに、大いに期待している所です(笑)。

 実りの秋を過ぎ、寒い冬がやって来ましたが、おかげさまで日々のお仕事はとても忙しく、充実の時間を過ごしています。昨年は節電ムードの暗い冬でしたから、それを思えば、ブロードウェイに来たような、気持ちもアガル明るさです。とにかくこのまま堅実に、一年を締めくくりたいと願っています。皆様も残りひと月あまりの今年、無病息災で乗り切ってくださいね。

 さて、今回の「つるおん」は、湘南国際マラソン特集号です。感動・創庫から2名。芦川・坂井が、フルマラソンの部にエントリーをしました。現地で走っていて気付いたのですが、クライアント様も結構参加していらっしゃって、ビックリでした。この場をお借りしまして、お疲れさまでした!

 走っている最中、走り終えた後、色々と感じたことがありました。人生についても考えてしまったのが、今回のマラソン大会でした。また来年も走るぞ〜!とここで宣言いたしまして、特集号、ぜひ一読くださいませ。

湘南国際マラソン物語

 やっぱりフルマラソンは奥が深いなぁと、あの日から時間が経てば経つほど、じんわりと実感しています。

 11月3日土曜日。湘南国際マラソンに出場しました。当日の天気はレースのスタートから終了まで薄曇り。気温がそれほど上がらない、絶好のマラソン日和となりました。僕にとっては2回目のフルマラソン挑戦。初めてのマラソンは終盤をほとんど歩いてしまったので、今回の目標は文字通り「完走すること」。止まらずに走りきって、タイムも5時間を切ることを目指しました。

2回目のフルマラソン挑戦、準備は万全!

 準備は確かに万全でした。練習は仕事の合間を見つけては時間の許す限り、中身を濃く取り組んでいました。食事面も徹底して気を遣いました。レース1週間前から、タンパク質中心の食事にシフトして、野菜も多めに取りつつ、適度な脂肪分も取ったりと、長時間スタミナが持続するためのカラダづくりを意識しました。当日の朝食も、生麺のパスタにミートソースとたっぷりチーズをかけた特製スパゲティー。レースの序盤に必要な炭水化物と、中盤に必要となるたんぱく質をチーズで補って、燃料切れ対策もこれで万全。身体の仕上がりも完璧でした。カイロプラクティックの先生に、「レース前で、最高の仕上がりです」と言って頂いたほど、骨・筋肉、共に状態は完全良好!完走はもちろん、目標の5時間も絶対に切れると思いました。

 しかーし!それで全て丸く収まらないのが、フルマラソン。42キロもの長丁場。予期せぬ出来事が、まぁ~いくつも起こるんですね~。ここらへんは、人生とまったくおんなじ!!と言っても良いかもしれません。という訳で、「第7回湘南国際マラソン奮闘記」です。

ドキドキしながらスタート大磯へ

 スタート地点、集合場所は大磯ロングビーチ。大磯と言えば、日本初の海水浴場が出来た場所。吉田茂元首相が育った街でもあります。普段はとっても静かなこの場所に、各種目の出場者約2・2万人が集まりました。JR線の最寄り駅、2つの駅に大型シャトルバスが計43台配備された事からも、その規模の大きさがうかがえます。

 ゴール予測タイムを事前に申告しているので、早く走れる人からA~Gのグループに分かれ、順番にスタート。ちなみに僕はEグループ。5時間前後が目標タイムの人が集まるグループです。9時になると同時に号砲、ですがEグループの列に居ると、まったく音は聞こえません。前を走る人が多いため、スタートラインを通過するまでに約20分かかるのです。スタートラインには間寛平さんや佐々木健介・北斗晶夫妻、24時間テレビの付添でおなじみの坂本さんなどがいました。その横を通過してようやくスタートです。時計を「ピッ!」と押す音がそこら中で聞こえる瞬間です。

 スタートから茅ヶ崎くらいまではいたって順調。後半を考え、早め早めの給水。しかし、ちょっと飲み過ぎてしまったようです。トイレに行きたくなってしまいました。湘南国際マラソンの特別ルールとして、「トイレではない場所で用を足したら失格」という厳しい内容が書かれています。そのため、トイレはほぼ3キロ置きに設置しているのですが、とにかく行列!曇り空という事で、トイレが必要になる方が続出なのでした。

 そうそう、ボランティアの方々のモチベーション、今回も高かった!レース終了後のバス乗り場まで、しっかりと私たちを支えてくれました。ボランティア参加も募集が殺到したという事ですから、相当なもんです。大きな声援をくれました。ホントありがたかったです。

仲間とワイワイ走りながら江ノ島までは順調です。

 江ノ島が見えてきたら、いよいよ折り返しです。沿道の声援もひときわ大きくなります。テレビカメラなども配備されているので、この時ばかりは苦しい顔を一つもしないで、カメラ目線でピースピース!なんてやっちゃいます。さて、ここからです。折り返してからが、誰もが苦痛を感じる局面です。30キロ地点までの10キロ超。景色があまり変わらない直線道路はまさに自分との戦いの時間です。

想像通り!

30キロからはキツい。

 身体の痛みは言うまでもなくツラいです。でもそれ以上に応えるのは、歩き始める人がどんどん増えてくることです。脚を引きずっている人。屈伸をしている人。止まりそうになりながら懸命に腕を振っている人。下を見ながら、動ける限りで一生懸命歩いている人。マラソンは全力を出すからこそ、無傷ではゴール出来ないんですね。前回はこの辺りで、ペースがガクッと落ちました。しかし今回はペース配分も万全。前回よりも30分以上早いペースで、30キロ地点を通過。5時間切れる!そう思いました。

 しかし、魔物はいました。それは普段、パンなどに入っているのを見かける、黒く小さいもの。給水所にあったレーズンでした。マラソン中は体内のあらゆる栄養分を消耗します。塩分や糖分、さらには鉄分なども減って来るんですね。鉄分と言えばレーズン、という事で、普段食べる事のないレーズンを何を思ったか、手のひら一杯に取って、良く噛まずに飲み込むように食べてしまったんです。バカでしたぁ。それもどちらかと言えば、好きではない食べ物だったのに…焦っていたんでしょうね。ホント、バカやっちゃいました。

 その数分後、手から脂汗のような、具合の悪い時特有の手汗が出始めました。簡単に言うと、すんごい気持ち悪くなっちゃったんです。ペースがみるみる落ちて、唯一の上り坂の頂点を迎えた頃、もはや限界、と歩き出してしまったのです。吐き気が収まったのは、そこから数百メートル歩いた後。5時間を切る目標はこの辺りで断たれてしまいました。

やっぱり負けず嫌いです。

 後悔だけはしたくない。脚の痛みは走れないほどではない。早く走り出したい。そう思っていた頃に、後ろから肩をポン「どうだ、勝ったぞ!」と同い年の友人が、僕を追い抜いて行きました。「マジかよ!」悔しくて悔しくて、そこから数分後、深呼吸をして身体が回復しているのを確認すると、残り5キロ、猛スパートをかけました。歩いている人の合間を縫って、絶対抜かしてやると必死になって走りました。子供じみた意地が僕を奮い立たせてくれたのでした。「ナイスラン!そのままそのまま!」沿道からも僕への声が聞こえます。無茶苦茶苦しいです。ホント泣きたいくらい苦しい。でも、後悔だけはイヤだったので、前だけを見て走りました。そしてゴールゲートが目の前に。両脇が沿道で埋め尽くされている中、スパートでギリギリの僕が考えていたのは、「吐きそう」でした。5時間超の長丁場。ついに解放の瞬間を迎えました。いやぁ~、やっぱり長い!

終わってみれば、やっぱり面白い!

 目標タイムには18分遅れてゴール。納得いくまで全力を出し切りましたが、課題も残りました。でも、楽しかった!備えは万全であっても、思いも寄らない事態が起こるマラソンは、人生そのものだなぁと、ゴール直後にへたり込んで思いました。

 こんなに面白い事、苦しかったくらいでやめる訳がありません。次の第8回も、も・ち・ろ・んエントリーします。そして今度こそ、5時間を切ります。そして次の目標は、30歳代の内にもっと長い距離を走りたいなぁと…あれだけの苦痛を味わいながらも思ってしまうのでした。もはや生き甲斐です、マラソン最高!

心に響く感動の格言

暑さ寒さ風にしても誰にも吹くのだ
強い者は強い
だから運も不運もない

Words by アベベ・ビキラ

 今回は名言もマラソン繋がり。裸足の名ランナー、アベベの言葉です。日々の鍛錬、勝つための方法を重ね、実際に結果を出したからこそのメッセージだと思います。私たちは日々の商売で、色々な言い訳を思いついてしまうものです。景気動向や交通事情、近くに競合が出来たなどは、もはや誰もが直面する逆風。そんな時にこそバタバタせず、強くなるための努力を続けて行きたいものですね。

編集後記

 子供の頃であれば、36歳の人なんておじさん扱いで、老化を感じるものだと思っていましたが、意外とカラダは動くものですね。カラダは調子良いとしても、いわゆるアラフォーと呼ばれる年齢に自分がなったんだぁと思うと、単純に気持ちが焦ってしまいます。

 今年の漢字、もう間もなく発表されると思いますが、私の個人的今年の漢字は「」でした。外へ向けてエネルギーをより強く発信した一年。自分の殻を何度も壊してもらうような、素敵なご縁に恵まれました。逆に体内のエネルギーが空になるまで発散してしまい、氣が散ってしまったことも「発」となりました。自分の置かれた状況を顧みず、やみくもに消耗していました。法人化の初年度だった焦りも大いにあったと思います。自分自分ばかりだったと、反省するべき一年です。

 失敗の中にこそ、多くの学びはあるはず。36歳の自分は、とにかく落ち着くこと。2012年の発に、中、白、と並んで大三元!となりますように…って麻雀かぃ~!とツッコミはさておき…。会社の代表として、会社の発展を最優先に考え、クライアント様の発展だけを考え続ける、地に脚のついた36歳の一年間にしたいと思います。恐らく、今までで一番良い仕事が出来ると思います。これからも感動・創庫、いせはらポストをごひいきに、宜しくお願いします。

芦川永光の思いを
ギュッと詰め込んだホームページ

紹介制広告デザイン会社 株式会社感動・創庫
神奈川,広告,反響,感動創庫,感動倉庫,芦川永光,涼子

僕の、思いのままに生きられる人を増やす活動は、
みなさまの応援によって支えられています。
いつもありがとうございます。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ Enroll All _/_/_/_/

【すべてを明らかにする新世界デザイン会社】
株式会社感動・創庫   kando-soko CO.,Ltd
代表取締役 CEO
芦川 永光 aka:Tsuru

NEWworld LABO
〒225-0001  横浜市青葉区美しが丘西3-63-6-405

本社 / 広告事業部
〒259-1145  伊勢原市板戸208-103
Tel:0463-79-9777  FAX:0463-79-9778

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

コメント

タイトルとURLをコピーしました