世界の今を知らずして、世界を変えるなどとは語るべからず。
未熟で無知な自分を受け入れて、ただいま世界を知る学びに没頭しています。
未来研究はじめ、経済、宗教、社会学、歴史といった、学生時代に不要と決めつけ、逃げ続けてきた、と〜っても大事な学び。
さらには消費者ニーズの理解・分析からプレゼンテーション、事業計画書のまとめ方などの具体策まで。
人は生きている限り学び続けるのだと、やっと腑に落ちたところです。
そしてようやく、フィンテックについて読み解こうと思えるまで、知識が追いついてきました。
経済産業省ホームページより
この11ページのチャートを読んでいたら、まずはこれらを完璧に理解している税理士さんや銀行さんとお付き合いをしなくちゃなぁ・・・
つーか、これから税理士さんの廃業やら、銀行の倒産も増えるんじゃないか?
まあ、その分、プロフェッショナルが別分野で活躍できる可能性、というポジティブな側面もあるなぁ…
なーんて、いろんな余計なことまで、感じたりして・・・。
少し前にお話になりますが、昨年春、資産運用に関するセミナー運営に携わりまして、ここで「情報弱者」という話題が出ました。
そして、ネット上で記事のタイトルだけを見かけたのですが、池上彰さんが「ニュース番組にタレントばかりが出演している日本って海外から見たら異様なんだよ」というような事をおっしゃっていました。
テレビに出ることって、いまだに権威的で、「テレビに出まーす!」なんてSNSに出す人も結構多くて、それってすごい!って思う空気がまだまだ強いのかなと思います。
特にニュース番組などに出ていれば、知的なタレントとして認知されるわけですから、所属している事務所にとってはブランディングにまで繋がりますよね・・・
という思惑も働いていることは容易に想像できて、各局の番組にキャスターを送り込んでいる某事務所のことも思い出したわけですが。
昨今、芸人さんもコメンテーターとして出ている番組も多いようですが、これって知識人というよりも一般人に近い立場に寄せて選ばれているのかなぁ、と私は感じています。
どれほど知的な話題でも、難しくならないようにと配慮されている
→ 視聴者が難しいと理解出来ない
→ 番組を見てもらえないから、分かりやすさと親和性を重視
という考えまで、進んでもいるのでしょう。
そうなるとやっぱり、共同(幻想)意識からの一定の期待を含んだような、大衆迎合的な耳障りの良い情報発信が増えますよね。
つまり、バイアスがかかる、ってやつです。
タレントさんとして、それぞれが自らの商品価値を落とすような発言は控えるだろうし、番組スポンサーに配慮すれば、時には批判も浴びるような異論や反論は極めて述べづらい。
それだけに、私たちはよっぽど意識をし続けないと、こういうふんわりとした情報に包まれ続けて、どんどん情報弱者へと堕ちていきます。
私はこのような白痴化がものすごく怖いです。
学生生活での勉強というものは高校受験までで、それ以降は完全に放棄していた恥ずかしい人間です、私は。
このままでは怖くてたまらないので、自分のバカさ加減を認めて、今、必死こいて本を読むようにしています。
大切なことを学んでこなかった自分には今、何が足りないのか。
自らのモニタリングを徹底して、自分を知ることができると、あら不思議。
恐怖が和らぎました。
何をすべきかがわからないと、私たちは前にも進まないし、後ろにも戻れない。
現代人は自分の現在地「今、ココ」がわからなくなっているのだと思います。
池上彰さんが言っているから間違いない。
情報弱者のままで、識者の意見を鵜呑みにしてもね。
自律社会の始まりは、脱テレビによるメディア洗脳からの脱却である、と私は思います。
最後、重いテーマになっちゃった・・・(汗)
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