「空気を変える」ミゲルくんと僕 2020年4月発行 103号

つるのおんがえし郵送版

2020年4月発行 103号

つるおん103号

103

さあ、新年度!空気を変えるぞ!

 こんにちは、感動・創庫の芦川です。皆様の事業、ご家族におかれましては新型肺炎の影響は様々かと思います。一部で自粛ムードにも似た窮屈感がありますが、どうか心穏やかに、普段通りお過ごしいただけたらと願っています。

 当社は全スタッフ健在です。広告は商売において身体の隅々に栄養を届ける血液と同じ。ですからココは、私一人でも稼働します。スケジュールも空けましたので、お仕事、プライベート、どんなことでも遠慮なくご相談ください。

 臨時休校の中、息子の通う保育園は慎重ながら普段通り迎えてくれています。すっかり保育園が好きになった竜弥は、自転車に乗って園に到着するとウヒッ!と笑い、お迎えに行くとまだ遊びたい!と大の字になって泣きじゃくります。こんなにも素敵な今この瞬間、子どもの時間だけは大切にしてあげたいなぁとしみじみ思います。

自粛ムードへの後悔

 私は3・11後、とても後悔したことがありました。前職からお世話になっていた老舗照明屋さんが、自粛ムードで秋まで広告ができなかったんです。あの頃の雰囲気、覚えていますか?計画停電があって、明るいお店があれば「電気の無駄遣い、何事だ!」と苦情がくるほどのピリピリしたムード。照明屋さんが自社の機能をまさに奪われた時期でした。私は業者として広告を届けるだけの立場でしたが、その状況を打破するアイデアが浮かんでいました。でも私とその会社の間には、印刷業者さんや広告代理店がいたので、話が届きませんでした。

 その会社は2015年に廃業されました。LED照明への転換期でもあったので、震災の影響だけではなかったかもしれません。しかしもっと強く、もっと自信を持って言えたら何か変わっていたのかもしれない。この新型肺炎騒動で萎縮する日本人の正直さが、また同じことが繰り返すのでは、とそこだけは不安になるんです。

「空気を変えた」あのCM

 こんな時に思い出すのは、無料CM連発の間隙を縫って流れた「らーらーららーら…」という子供の歌声が印象的なCM。自粛ムードという空気を入れ替えたのはエステーの「消臭力〜」でした。エステーの鈴木社長は暗く沈んでいた「空気を変える」ために、消臭剤のCMを作ることを決意されました。「普通の生活に戻ろう」というメッセージが込められたCMの放送後、他の企業も後に続き、自粛ムードはやがて収まりました。

 今こそ私は叫びたい!空気を変えよう!それも今回はみんなで!ってことなんです。ウィルス相手ならば尚更、気持ちを高めて免疫をあげていきましょう。この4月、私は新たな挑戦で大バカになって空気を変えます。一緒にやりましょう!

「思えば叶う」を実感した中学生の時

 この写真は、実家の目の前を流れる川にかかる橋。実は僕、この橋ができるきっかけになったのです。

 中学生になったばかりの春頃、毎朝この橋の前に集合し学校へ向かっていたのですが、そのすれ違い、反対側から橋を渡りバス停に向かい歩く白い杖をつくご老人の存在が、いつも気になっていました。当時、この橋には歩道はなく、車の交互通行の横ギリギリを歩いていたのです。ある朝、僕らが橋を渡った時、ご老人とすれ違いました。これからバス停に向かって橋を渡ろうとされる後ろ姿を見ているうちに、勝手に身体が動きました。手を引いて、バス停までお連れしたんです。それから、タイミングが合えば、友人と代わる代わる、手を引いてあげました。

 その年のある日、「校長から呼び出しがかかっている」と担任の先生から言われました。小学6年生の時、悪ガキ過ぎて校長室に呼び出され続けた嫌〜な記憶がよみがえりましたが…違いました。何かした?俺たち?と目を合わせていたら、校長先生は満面の笑みで登場。「おたくの生徒は素晴らしい!」とご近所の方から褒められたんですって。喜んでいいのか?と変な気持ちだったのを覚えています。

 これがきっかけで、目の見えない人でも安全に渡れるようにしようと機運が高まり、歩道に点字ブロックがついた新しい橋が2年足らずで完成しました。

 「言うは易く行うは難し」あれから30年以上経ち、大人になった僕は、「叶う」という言葉には口に十回に出すと同時に、良心に従い行動する意味が含まれていると理解しています。僕が大切にしてきた、感・即・動は無意識的でしたが、あの時からです。

編集後記

子供はあり方のお手本

 竜弥は3歳になりました。同じクラスの子やいとこの子供達を見ると、まくし立てるほど話す3歳児は多いですが、ウチの子は意思表示はあくまで「ん!」「あ!」と指差しで親を動かす感じ。会話による意思疎通はもう少し先になりそうです。

 保育園では親の前では見せない新しい動きを次々と繰り出して、先生やお友達を日々驚かせているそうで。完璧な状態の自分を披露するつもりなのかな、なんて考えるとこれまた面白いのです。

 最近は仕事にも連れ出していますが、どこへ行っても彼は誰もを味方にしてしまいます。競うことはなく、頑張ろうという感じもなく、周りから出てくる支援をすべて綺麗に受け取ることが出来ているんです。3歳児クラスの中で、生まれが最も遅いということをプラスにして、お友達に靴を履かせてもらったり、「りゅうやくん、これやってみようか」と遊びもリードしてもらったり。周りの皆んなに手伝ってもらいながらゆっくり成長することを許され、全てを楽しんでいるんです。

 いつもニコニコと素直に喜ぶ様子をみると、何かしてあげたいと思わせる不思議な空気を纏っているんですよね。まさに完全なる無敵状態です。上手いとか賢いなんて領域をはるかに超えている気がするんです。ただただ凄くて見習いたいなと。

 時代の変わり目と言われて久しいですが、この敵を作らずにすむ感覚、すべての人が味方になる感覚は、争いのない世界を見たいと願う私にとって最も必要なこと。それを兼ね備えたお手本がこんなにも近くに居るわけですから、この人のために未来をお膳立てすることは、すべてに通じているなぁと痛感しちゃうのです。子育てってこういうことなんでしょうかねぇ。とにかく、このままの竜弥で突き進んで欲しい!

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